大盛況
この秋、甲賀市視覚障害者福祉協会の皆さまが、バスにて見学に来てくださいました。スケジュールの都合上30分の滞在となりましたので、説明は割愛させていただき、早速利用者さんの作業内容を見ていただきました。
利用者さんの作業内容を見ていただきましたら、どれもきれいな仕上がりとなっていることに、感心されました。
見ていただいているうちに、少しづつ購買意欲が増してこられました。
ついに、我や先にと、座布団5枚、組紐14ケ、紙袋2枚もの多数お買い上げをいただきました。
本当にありがとうございました。
地域とともに
滋賀アイステーションでは、かねてから外注作業を経験したいと希望してました。この度、NPO法人「れんげはうす」さんとのコラボレーション(協働)ということで、彦根市内の企業さんの生産工程の一部を体験させて頂けることとなりました。
作業内容は、右端のビニル袋の中に、台紙となる板とCD状の部品と、シールを合わせて封入する内容です。
この作業は部品を並べたり、数を揃えるなどの創意工夫により、1時間あたり40枚~50枚可能となりました。
他にも多種多様な作業があります。誰もにあった作業工程を工夫し、初めての方でもチャレンジしていただくことが可能です。
地域協働
社員の福利厚生の一環として、マッサージを取り入れていただける地元企業さんとの協働事業です。
【特徴】
1⃣社員の福利厚生の一環として、マッサージを導入して頂いております。
2⃣施術は「滋賀アイステーション」の利用者で、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を有している者が行います。
3⃣マッサージの実施場所は、地元事業所さんの敷地内等で、指定された場所をお借りしています。
4⃣「滋賀アイステーション」が次の用具を準備します。…簡易ベッド、枕、シーツ、タオル、消毒液。
5⃣利用者一人30分単位で、マッサージを行います。ご希望者は延長も可能です。
《写真:会議室の一角をお借りし、設営します。》
事業のしくみ
社員の福利厚生の一環として、お手軽にマッサージを取り入れていただける事業です。
利用していただける事業所様 →従業員の方に案内
↓マッサージの依頼
滋賀アイステーションから施術者(あはき免許保有者)が伺います。
ファブリカ村
訪問記
東近江市佐野町の、ファブリカ村(村長 北川陽子さん)を訪問し、グンゼ様より提供を受けたタイツに「インディゴ染め」の指導を受けました。
北川村長さんより、滋賀アイステーションの活動は、不用品に手を加え、新しい価値を作ることで、SDGsと言いますよと教えてくださいました。
この日は豊田式自動織機の稼働実演が行われました。
まずインディゴ染料を鍋で加熱します。水で浸したタイツを鍋に入れて、よくかき混ぜて、染料を付着しやすくします。染料の見た目は黒色状です。
染まったタイツを水タライに移し洗います。空気に触れると鮮やかなインディゴ・ブルーに変わります。タライの水が透明になるまで、4~5回水を変えて洗います。豊富な水が必要となりますね。
1回に20本程度タイツを染めます。今日は200本のタイツを染めるため、作業を繰り返し行いました。当然腰に負担が来ます。
日本の藍染は同じ布を10~12回染めるそうです。気の遠くなるような作業ですね。
この日のファブリカ村では、組紐の実技指導や玉ねぎの皮を使った染物の体験講習会が開かれていました。いろんな体験会が開催されていますので、地域の文化や産業に関心のある皆様は、ぜひお越しください。
もったいない
フェス
令和3年3月27日(土)~28日(日)、東近江市のファブリカ村において「もったいないフェス」が開催されました。SDGs達成年度の2030年まで続けるぞを合言葉に、世の中のもったいないを少しでも減らし、廃棄を最小限にしよう。日々の暮らしの中で楽しく、おしゃれにねを目指して2日間、感染防止対策を徹底して賑わいました。
外ではバイオマス燃焼器によるピザ焼きも行われました。
世の中にあふれる「もったいない」ことを少しでもなくするために、廃棄を最小限に抑える暮らし方のヒントを提案します。
(もったいないフェスfacebookより引用)
北川織物工場に眠っていた昔の布団生地、日焼けしたり汚れたり、もう使えない生地を素材として使用して布の花を作ります。
(もったいないフェスfacebookより引用)
滋賀アイステーションも点字用紙で作成したかごや点字袋、カラフルおざぶ等を出品させていただきました。中央左はグンゼタイツをインディゴ染めし、指編みたものです。参加した方から、「ブルーがきれい」、「かわいい」のお声をかけていただきました。
ここは訪問者が最初に目にする場所なので、滋賀×SDGsが大きくアピールされています。
SDGsとは
( Sustainable Development
Goals)
「持続可能な開発目標」と言われ、通称「グローバル・ゴールズ」は、貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけています。このため17の目標と169のターゲットが掲げられています。
【国連開発計画(UNDP)のホームページから引用】
新しい仕事にも
チャレンジ
NPO法人 滋賀県社会就労事業振興センターさん紹介で、外注の仕事にチャレンジしました。不用となった段ボール箱の潰し作業を、利用者全員が一度は体験します。
依頼された業務内容は、事務機器の入っていた段ボール箱を解体します。
サイズ 縦29cm×横39cm 程度
受注数 120箱相当
ひと箱づづ丁寧に折り目を伸ばします。平べったい元の組み立て前の形にします。
完了しました。
利用者さんに感想はとの問いに、
「ほとんど私がしました。」
「とても簡単でした。」との声。
本当ですか。
ギャラリー
滋賀アイステーションの内部
上)作業室:皆さん熱心に作業をしています。
右上)多目的室兼事務室:外部の支援員さんと相談中。
盲導犬のクリードちゃんもリラックスしています。
右)施設長愛用のパソコン
マスク・手洗い・三密防止
新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底しましょう。
感染防止対策
滋賀アイステーションでは、新型コロナウイルスの感染防止対策として、
①非接触型体温計による検温
②飛沫防止のため職員はフェイスガードを装着、作業テーブルには飛沫防止シールドを設置
③マスクの着用、作業テーブルの消毒および手指消毒
を実施し、三密防止対策を徹底しています。
空気清浄機
室内の埃やウイルスを除去するため、空気清浄機を2台稼働しました。インフルエンザ等の流行にも備えましょう。